てんとう虫農園

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     栗山 義英

【店名の由来】
てんとう虫農園の名前の由来は、てんとう虫は栽培に関し、益虫と言われとても大切な虫です。害虫を食べてくれます。それは農薬を減らしてくれる事にも関わります。そんな益虫を大切にし、減農薬に努める決意として命名しました。今後ともてんとう虫農園を宜しくお願いします。

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【目指せ!!みかん博士】

 

 

【みかんの品種と名前】

 

みかんと一口に言っても様々な品種があります。品種ごとに全て特徴があり、似ているモノも中にはあますが基本的に味も旬も香り異なります。品種はみかん農家の私も正確には把握していませんが、数百種類はあると思います。勿論、中には見た事も、食べた事も名前すら知らないも、数多くあります。今も年間に数種類の品種が登録されています。

 

【名前】

 

みかんの名前にも色々と分かる事があります。もともと【みかん】とはみかん全ての総称であり、その中に品種の名前があります。【みかん】という品種の名前はちなみにありません。我々農家はよくこたつの上にある皮が剥き易い小さなみかんを【みかん】と言い、その他は品種で名前を言い合っているのが普通です。

みかんの名前は大きく分けて3種類の分類に分けられます。当農園の栽培品種で言えば【宮川早生】【デコポン】【ゆら早生】があります。【宮川早生】とは最初に発見した人の名前を採用しているパターンがあります。

この品種は宮川さんが発見し作って全国に広めた品種と言えます。【デコポン】近年の品種で多いのがカタカナ表記です。主に原産国が海外から伝わったもの、もしくは新品種を専門に作っている研究所が命名したパターンが多いです。【ゆら早生】とは地名を名前にしています。その地域の研究所で作ったか、その地域の生産者が発見した品種のパターンが多く、地域から品種を盛り上げようとする想いが込められています。

 

【極早生】【早生】【中手】【晩稲】とは?

 

読み方を【ごくわせ】【わせ】【なかて】【おくて】と言います。

よく品種の名前とセットで付けられていますが、疑問に思った事は無いでしょうか?これは【時期】を表しています。大抵【極早生】とは9月から10月までに旬を向かえる品種の事を指します。【早生】は11月から12月中旬までに旬を向かえる品種です。【中手】は12月中旬から1月【晩稲】とは2月位です。しかし、条件は【温州みかん】のみ用いられます。【温州みかん】とは上記のようにこたつの上にある皮の剥き易い小さなみかんの総称でポンカンやデコポンのような品種は温州みかんとは言いません。その温州みかんの旬の時期を品種の最後に付け読んている事が多いので生産者同士もし品種が分からなかっても、旬の時期は伝えられる仕組みになっています。

例外として温州みかん以外に使われたりもします。【早生ポンカン】等。早生とは【早い】と言う意味なので、その場合通常のポンカンの旬の時期より2週間~1カ月旬が早い品種のポンカンと言う意味になります。

その他に【中晩柑】【晩柑】があります。

読み方を【ちゅうばんかん】【ばんかん】と言います。

1月以降に旬を向かえる温州みかん以外のみかんの総称です。当農園では【せとか】【デコポン】等あります。【中晩柑】は1月から3月上旬に旬を迎える品種の呼び方で、【晩柑】は3月以降に旬を迎える品種を呼びます。

 

【新品種と苗木の作り方】

 

現在も、新たな品種が作られてますがどうやって作っているのか?大きく分けて2通りあります。【交配】を行う方法はAの品種の花粉をBに与え新たな品種を作る方法があります。主に研究所で行っている方法です。

【枝変わり】という方法もあります。Aの品種の枝に突然Bという新たな品種のみかんが誕生します。主に生産者が発見し新品種となります。遺伝子の突然変異でいつ、どの枝に起こるかは分かりません。生産者も一生出会えないかもしれないし、複数回目にすることもあります。運次第です。当農園も見たことがあります。しかし、両方法ほとんどの確率で新品種になりません。美味しくないみかんだったり、栽培できなかったりと、中々新品種を作るのは容易ではありません。しかし、もし枝変わりを見つけた場合、増殖させる必要があります。それが次の苗木の作り方です。

 

【苗木の作り方】

 

みかんの種を土に植えても苗木は作れません。そういって出てきた樹を【実生】と言いますが、栽培はできません。方法は一つ【継ぎ木】という方法です。【きこく】という品種の樹に作りたい品種の枝(穂木)を合致させ、成長させるのが一般的で、きこくはみかんの根っこの役割を果たします。ですのでみかん農家が栽培している全品種のみかんの根っこは【みかん】ではなく【きこく】で出来ています。きこくは成長力が強いのでこのような形で用いられています。

 

【接ぎ木】

 

同じ読み方で接ぎ木という方法も紹介します。成木に成長したAの品種をBにする方法で、方法はいくつかありますが成長したAの品種の複数の枝にBの品種の枝(穂木)を合致させ、数年かけて成長させ、最後にAの品種枝を全て切り落とします。するとBの品種の樹に変わります。その場合、根っこは【きこく】株の部分は【品種A】その先の枝や葉・みかんは【品種B】という風な少しわかりずらい構図になります。

 

【樹の特性】

様々な品種のみかんがありますが、品種により【樹】自体も特性がかなり異なり、それによて栽培方法大きく変わります。樹により、かかる【病気】は異なります。それにより農薬の種類も異なります。病気に強い樹、病気に弱い樹があり、細かく言えばAの病気は強いがBの病気は弱い、またその逆など樹により病気の種類で強い・弱いがあります。ですので生産者は植える品種の配置は良く考えて植えます。

また【外観】も少し異なりますが、温州みかんは比較的に似ており実が無ければ生産者も品種を言い当てることは難しいと思います。温州みかん以外は何となく分かるものありますが、全ては言い当てれないでしょう。

 

【隔年】

みかん栽培において大きな問題が隔年です。豊作年と不作年が周期的に変わります。不作年は収穫量が激減します。原因の一つは【樹の弱勢】です。豊作年に樹が弱勢し、来期には栄養を回復に費やし、実をつけないようになります。品種により隔年があるかは異なりますが、もともとの樹の勢い強い品種は起こりにくいが、弱いと起こります。また秋みかんのような収穫後、樹が回復できる時間がある品種は隔年は起こりにくく、実をつける期間が長いと隔年の可能性が大きくなります。また豊産性の高い早生品種は弱りやすく顕著に現れます。

 

【その他】

美味しいみかん作りに欠かせないのが糖度です。これも品種より糖度が高い品種と低い品種があります。土作りや栽培方法をいくら努力しても糖度の低い品種は、何も栽培努力しない糖度が高い品種には負けてしまいます。

 

【甘いみかんを作るには】

【ストレス栽培】と【栄養栽培】があります。ストレス栽培は水を与えない方法です。水を与えないと樹は枯れないように養分を糖に変え果実に送ります。雨量の多い年はマルチなどで雨を遮りストレスを加えます。この方法はデメリットも多く、隔年の助長や樹が枯れてします可能性などその分の代償は大くあります。栄養栽培の方法は樹は光合成を行い糖分を作り出しますが土の中の栄養吸収でも同じことが言えます、そのために肥料を使い、菌の働きやによる栄養養分の吸収させる方法等がありますが、土により養分のバランスが違ったり、吸収させる時期や量等、分からない事や畑により一概に言えない事や、品種よってバラツキがあったり、結果が出るまで時間がかかる事等、課題が多くあまり普及はされていないのが現状です。

 

【中晩柑】【晩柑】の価格

1月以降に旬を向かえる品種をこのように呼びます。年内みかんよりやや価格が高いですが、その理由とは理由は【手間】【経費】【リスク】の3つが挙げられます。この時期のみかんは手間が掛かり1果1果に袋を被せます。1万果あれば1万回この作業を行います。よって収穫すれば1万回袋を剥ぎます。肥料も通常2回程度ですが3回から4回に増えます。かなりの重労働だと言えます。【経費】も多く掛かります。肥料を多く与えることもそうですが、樹に実が付いている期間が長い分、病気の可能性も増え高い農薬や回数も増えよって、経費が1.5倍増えます。【リスク】もたくさんあります。カラスやイノシシ、タヌキ等はこの時期に食べ物が少なくなるのでみかんを狙います。食べられる量は多く、被害があります。また、す上がりのリスクもあり実が寒さにより凍ってしもう可能性があります。もしそうなれば価格は暴落し、売り物にならず全て一度収穫し廃棄する場合も数年に1度あります。大きなリスクがこの時期にはあり、少々価格は上がります。

 

【種ありみかんと種なしみかん】

 

種があるみかんと無いみかんが存在します。基本的には品種で大きく左右されます。当農園で言えば唯一【ポンカン】は種が入っています。栽培努力ではどうしようもありません。他の品種は品種的には種が入っていません。しかし、まれに入っている場合があります。理由は開花時期に他の種が入っている品種の花が風や鳥などで運ばれ受粉してしまうと、種無し品種でも種が入ってしまう事があります。見分け方は存在しませんがなるべく種のある品種と種の無い品種は混植しないように心掛けています。

 

【ヒトの味覚】

 

ヒトの味覚を感じるセンサーとても曖昧な部分があり、どういった味が美味しく感じるか不味く感じるかは生産者も考えながら作っています。例えば【糖度】【酸度】を例に挙げてみかんの糖は主に果糖、酸は主にクエン酸から出来ています。

みかんの場合、糖で言えば【7度以下】であればヒトはほとんど甘みを感じません。【8~10度】で少し甘みを感じます。【10度~12度】で甘みを感じ美味しく感じます。

【12~13度】でとても甘く濃厚な味わいを感じ取れます。【13度以上】ではそれ以上高くても皆、同じ甘みに取れます。ですので生産者は12度以上を目指し作っています。

しかしそこに酸味の数値を加えると味覚はとても変化します。

酸度は【2,0度】をとても酸っぱく感じ【1,5度】で強い酸味。【1.3度】で爽やかな酸味。【1.0度】で少しの酸味。【0,8度以下】でほとんど酸味を感じ取れません。

そこで甘みを感じる10度の糖度のみかんに酸度が1,5だと、甘みは感じなく、ただ酸味の強いみかんになります。しかし、酸度が0,8以下だと普通に美味しいみかんになります。変な話です。

もうひとつの例だと20度の糖度に2.0の酸度のみかんと12度の糖度に0,8以下の酸度だと、後者の方が断然甘く美味しく感じます。ですので甘く美味しいみかんは糖度と酸味のバランスが必要です。【糖度ー酸度=甘み】となります。

同じ糖度と酸度のみかんにも美味しい・不味いがあります。それは酸の種類です。主に酸はクエン酸ですが微量要素に様々な人が不快や雑味と感じる酸があり、それが多くあるとヒトは不味く感じます。ですので一番美味しいと感じるみかんは【糖度ー酸度ー雑味=美味しく感じるみかん】となります。

 

【樹の寿命】

 

みかんの樹の寿命ははっきりは決まっていません。枯れる理由はカミキリムシによる食害。品種交代による生産自身の伐採。実を付け過ぎてしまう事による衰弱枯れが主な原因で、それが無ければ樹は100年でも生き続け、実を付けてくれます。ちなみに当農園は最長樹齢が60年です。